築45年 RC造2階戸建て住宅
沖縄県建築設計サポートセンター様より、沖縄県の助成金で行っている事業にて簡易診断業務を行いました。今回は宜野湾市を中心に物件調査を行い診断業務・書類提出までを行いましたので
簡易診断とはどのような診断を行っているのかを報告したいと思います。
簡易診断の対象物件は昭和56年6月以前の旧耐震建築物になります。また床面積が300㎡以下、3階以下になります。今年の令和元年の物件数も残り3件となっており非常に多くの問い合わせがきております。
助成金対象外の物件についても当社では承っております。床面積・建物の階数に応じて無料で見積もり作成の上、提出しておりますのでご気軽にご相談ください。
また簡易診断の調査範囲はあくまで、外部のみとなっております。内部の調査は基本行いませんので立ち合いとかも不要です。
外観検査・診断状況
↑ 1階庇部分が躯体の劣化でコンクリートが剥離を起こして鉄筋も錆で腐食しております。この状態になりますと鉄筋部から撤去し、新たに補強して改修・補修を行います。
↑ 外壁の一部がコンクリート剥離を起こし鉄筋が錆で腐食しているのが確認できました。左側のコンクリート外壁部もひび割れが起きて不具合を確認いたしました。
↑ 庇部分のコンクリート剥離を確認いたしました。長雨によるもの、旧耐震だったためその当時に海砂を混ぜて建てられたために不具合が起きたものなのか耐震診断の結果でも判定によるものなので
耐震診断報告書にて説明いたしました。
↑ コンクリート躯体の厚みが薄い箇所からの不具合が多く拝見できました。外壁塗装のメンテナンス時期でもありますが、旧耐震建物でも定期的なメンテナンスを行うことで持続させることが可能なので
今回の簡易耐震診断でも補強するのか改修するのかは依頼者側で報告書を提出いたしますので、検討材料として利用するのもいいと思います。
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