住宅診断(ホームインスペクション)でよく勘違いされるのがあります。

住宅診断(ホームインスペクション)で可能なもの、不可能なもの

不動産屋さんや個人のお客様から住宅診断(ホームインスペクション)のご依頼がありますが、今回の記事では理解されない上で
仕事を依頼された方の内容を話題にしたいと思います。

まず、住宅診断(ホームインスペクション)って誰でもできると思っている方がいらっしゃるみたいですが
住宅診断(ホームインスペクション)は2018年4月より既存住宅状況調査技術者の登録講習を受けた建築士の方のみが調査可能
となっております。

知り合いの建築士にチェックをお願いしても、その資格が無いと報告書作成業務ができません。
昔は、1級建築士だけあれば建物構造計算業務が可能でしたが、耐震偽造問題で1級構造建築士じゃないと業務が受けれない
のと同じ業務になってきておりますので、業務依頼するときはその資格者が依頼者側の会社に在籍しているかどうか確認
しましょう。

その次に床下の確認です。住宅診断(ホームインスペクション)のチェック項目の中に白蟻の被害にあっていないかどうか
確認を行いますが、建物の床下全てを確認するわけではございません。あくまで床下点検口から見渡せる範囲内を目視にて
確認するだけです。白蟻にあっていないか全て確認を依頼する場合は、白蟻業者になります。
住宅診断で床上のたわみをチェックしてくれと依頼がありますが、基本床上のチェックは建物の傾斜の確認に含まれます。
よくビー玉で転がすと床がたわんでいるとか、キシむとかそれを調査してほしいという依頼のお話もありますが
基本、チェックは床のたわみがある場合、それは床下からチェックを行い原因を引き起こすとされる湿気が原因とされております
また傾斜等につきましては、水平垂直レーザー測定器を用いて1m離した距離から2m区間の範囲内にて6mm以上の差があるか
どうか確認を行います6mm以上あった場合、建物自体が沈下している証拠になりますのでご注意ください。

住宅診断(ホームインスペクション)は第三者的な立場で検査を行いますので、修繕や是正作業を行うための検査では
ありません。修繕やリフォームといった施工等につきましては、必ず当社が請け負ってやらないといけないってわけでは
ないので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
※新築の場合(築2年以内の建物)につきましては工事施工した建設会社や工務店に修繕を依頼したほうがいいでしょう。
中古住宅の場合、知り合いの業者などを通して修繕・訂正が可能です。知り合いの業者がいない場合は
当社でご相談に応じます。

 

 

 

 

 

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