築47年 RC造 2階建て住宅
今回は、宮古島の不動産からの問い合わせで、沖縄本島から宮古島へ住宅診断の業務依頼を請け、住宅診断(ホームインスペクション)を行って参りました。
このときは、宮古島は天気悪くて、観光としては期待できない状況でしたが、住宅診断業務を行うには絶好日和でしたよ。
さて今回も、状況説明を行ってまります。
外 部 検 査
↑ 庇周囲には、コンクリートが劣化して起きる爆裂した箇所が見受けられました。またモルタル等により補修はされているのですが、塗装でコーテイングしていないのでモルタルがまたいつ劣化して落下するのか不安でした。外壁塗装も劣化しているので塗装の塗り替えの際に補修することをお勧めいたしました。
↑ よく外壁面を直接触ると白い粉がつきまよね?これは外壁塗装の劣化による塗料の劣化のサイン:チョーキングと呼ばれる劣化サインです。沖縄では外壁塗装の劣化が塗装してから6年後から劣化が始まると聞きます。なので場所よっては築10年以内には
外壁塗装の塗り替え時期になっているところもあります。建物を長く持続させる秘訣は、躯体部分を保護することが一番のポイントになりますので、判断時期を極めるには、こういったサインを必ずチェックしましょう。
内 部 検 査
↑ 天井に雨漏りの跡があるのがわかりますか?この状態になっている内装材だと天井下地材も水分を多く吸っているので
腐食しているケースが多いので、住宅診断する際には天井点検口があるか確認しながら作業行います。
今回は、1階部分には点検口はありましたが、上写真の2階部分には点検口がなかったため天井裏の確認ができませんでした。
↑
囲み枠a
開口部廻りの木製枠がサッシ廻りのコーキングの劣化が原因で雨水が浸入して腐食しているのを確認いたしました。
補修方法としては、外部の外壁塗装及びサッシ廻りコーキング処理の修繕を行ってから内部の腐食しているところを修繕していくのがベストです。
↑ 1階部分の天井裏を点検口から覗いて確認を行っているところです。チェック項目としては木下地材の腐食、取り付けの不具合
コンクリート躯体のヒビ割れ、欠けなどが無いか確認を行っているところです。
↑ 建物の傾斜確認を行っております。住宅診断では必ずチェックしている項目です。チェックポイントとしては
1m離隔距離したところから2点間のレベルチェックを行い誤差6mm以上ないか確認を行います。
6mm以下の範囲内なら、内装職人の許容値範囲内の数値なので特に問題はありません。
↑ 住宅診断では、電気・水道の通電・開栓をお願いしております。機器の不具合や水道の水漏れなどの不具合をチェックするからです。上記の換気扇も可動しているのですが、吸引能力が無いのをティッシュペーパーを使用して確認を行い不具合なのか確認をしております。
離島についての出張費
今回は、宮古島へ住宅診断を出張にて業務を行いました。住宅診断費用は、住宅に限り一律¥50,000円(消費税別途)
になりますが、離島につきましては出張料+レンタカー代が別途見積もりを計上して見積もり作成の上業務請けております。
離島からの問い合わせも相談に応じますので、当社へ問い合わせかメールにてお待ちしております。
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