築24年 RC造 2階戸建て住宅
今回の住宅診断(ホームインスペクション)のご依頼は、不動産業者様からでした。売買に使用するということで診断を請け報告書作成までを行いました。
住宅診断の問い合わせが日々多くなってきており、よくご質問の中で必要な書類や何か準備するものはないか?立ち合いはできるのか?と言った内容が多いです。
住宅診断(ホームインスペクション)は基本、立ち合いもできます。できれば状況確認しながら不具合も確認もできるので立ち合いすることを当社ではお薦めいたします。
又、資料につきましては事前に予約するので診断を受ける建物の平面図・建物の築年数がわかるもの(建物登記簿謄本・確認済証)のご用意ができればメールかFAXにて提出して頂いております。
もう一点は、電気・水道の一時的な開栓手続きをお願いしております。まだ購入してなくて住宅診断をやってみたいお客様は一度、不動産の方に資料やインフラの開栓・通電の一時的な手続きを
お願いすることをお薦めいたします。
外 観 検 査
↑ 外壁塗装の劣化状況の確認をしてるところです。手に粉状のものがついているのがわかりますか?これは外壁塗装が紫外線により劣化して粉状になっている状況です。専門用語でチョーキングと
呼ばれております。このような状態になりますと躯体面が築年数経てば経つほどダメージを受けやすい状況になっております。又、コンクリートの劣化にも繋がりますので外壁塗装の塗り替えをお薦めしております。
↑ こちらは開口部廻りのコーキングの状況を確認しているところです。ひび割れが入っているのがわかりますか?これはコーキングが柔軟な素材から年数経てば経つほど紫外線により硬化してひび割れを
起こし、ひび割れから外部からの雨水の侵入で内部の建具や壁にシミができて腐食していくので、それを防ぐためにはどうしても建物の外壁塗装や屋上防水などのメンテナンスが必要となってきます。
当社では不具合があった場合、アドバイスを行い報告書に記載して修繕計画のアドバイス等も行っております。
内 部 検 査
↑ クーラースリーブ穴からの外部からの雨水の侵入が確認できました。こういうケースは結構あります。専用のクーラースリーブキャップというものがホームセンターで売られております。詰め物等で一時的に
対応した場合、紫外線の劣化や強風により破損を起こし写真のような状況になります。壁ビニルクロスも剥がれ下地ボードもシミができております。こういう場合は下地材からの取替えをお薦めしております。
↑ 天井裏の状況確認を行っております。基本このような確認は天井点検口があることが条件となります。天井裏の確認としてはシロアリの被害にあっていないか?雨漏り跡はないか?木下地が劣化していないか
コンクリートのひび割れやコンクリートの剥離がないか確認を行っております。
↑ 全ての換気扇の動作確認を行っております。この確認の条件としては一時的な通電をお願いしております。動作確認ができることでダクトの外れも確認できますのでご協力よろしくお願いします。
↑ シャワー水栓の水漏れを確認しているところです。水栓器具などの動作チェックも行います。この条件としては一時的に開栓して頂くことで確認ができますので、こちらもご協力のほどお願いいたします。
※報告書は1週間以内に提出させて頂いております。ご問い合わせお待ちしております。
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