知っておくと便利戸建て住宅編

戸建て住宅リフォームでできること・できないこと

■住宅のリフォームではマンションと違い外部・内部を自由度にリフォームできるので理想の間取りに変更できますが
住宅の構造によっては、自由度の制限がでてくるのでそのポイントを紹介したいと思います。

【 建 物 構 造 】

1. 鉄筋コンクリート造(RC造)

ラーメン構造・・・・・・柱・梁によって建物の躯体を主軸として組み立てられた
RC造壁はコンクリートだったりコンクリートブロックになっているので、場所に応じて改修して自由度の増す建物に改修できる構造。

壁 式 構 造・・・・・・・柱・梁を壁構造に変化させることで、平面上の凹凸がなくなりスペースが広くなるのと、耐震構造の
考え方でいくとラーメン構造より耐久度が高い。その点、壁を壊わして住居スペースの大幅な変更ができない。

2. 軽量鉄骨造(S造)

柱・梁が鉄骨になった建物として組み立てられた鉄骨造、場所によっては鉄骨の揺れを防ぐためブレースが壁に設置
されている場合がありますので、大幅な間取り変更に関しては注意が必要です。また柱も壁の中にある場合がありますので、
リフォームする際には、ハウスメーカーの鉄骨造であればメーカーから構造認定書を頂いてから検討されるよいでしょう。

2. 木造(w造)

柱・梁・壁を木造で組み立てた建物になっており、リフォームする際注意してほしいことは、柱自体動かせないので
間取りの計画する上で柱の位置に影響のでない計画をしましょう
木造はRC造、S造に比べ耐震改修、筋交い(建物の揺れを防ぐ壁に設置している)の位置を変更できるのが
木造のメリットでもあります。場所の移動する際には建築士に相談しながら施工しましょう。

戸建て住宅でできるリフォーム内容をご紹介

■内装工事・・・・・・・天井材の取替・間仕切り壁の変更・内部建具類の変更・床フローリングの新設・張替え

■設備機器・・・・・・・キッチン・洗面化粧台・便器・ユニットバス等の取替

■電気類・・・・・・・・コンセント増設・照明器具の増設・分電盤の増設

■給水・排水設備・・・・給水管の取替え・水道管切り分け(2世帯リフォームの場合)排水ルートの変更

■浄化槽の新設・取替・・市町村にて助成金がありますので、新設・取替えについては問い合わせしたほうがよいでしょう

■階段新築・・・・・・・鉄筋コンクリートタイプ or  鉄骨タイプ

■吹き抜け部分改修・・・面積にもよりますが6畳以内(10㎡以内)であれば無届けで改修ができる場合がありますので
一度平面図を持参して頂きご相談したほうがよいでしょう。

戸建て住宅でリフォームができない内容をご紹介

■旧耐震の建物(昭和56年6月以前)を増築

構造の検討の法律が変わっているため改修費用が大幅に加算されるので
現実的ではない。参考に旧耐震の耐震改修費用は、建物床面積に¥10,000㎡/円なので検証みてください。
また耐震設計費用も発生いたします。費用の目安として1500円/㎡かかるので検証材料として利用してください。

■内部階段の位置の変更

建物内部に吹抜部分があれば検証できますが、無い場合、床スラブを壊して内部階段を新設するとなると
構造体全ての検証が必要になります。
構造設計の検証はできますが有料になり、必ずしも可能っていうわけではございません。

■増築申請における既存の建物の構造の検証

リフォームをする上で行政に増築申請を行いたいお客様には必ず知っておいて欲しいことをアドバイスいたします。

ポイント1:既存建物の構造計算書を現行基準の構造検証を行い、問題ないか検証を行います。(有料)

ポイント2:既存建物の構造が問題ないのがわかれば、増築後の場合も検証を行います。
二重の構造検証を行うことにより行政のチェックも容易になります。

※但し、上記は問題なければの内容なので問題ありの場合、耐震診断・耐震改修が必要になります。

費用については旧耐震の建物(昭和56年6月以前)を増築に記載しておりますので御覧ください。

 

 

 

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