築32年 RC造 平屋戸建て住宅
新年あけましておめでとうございます。
住宅診断(ホームインスペクション)調査件数100件突破いたしました。社員一同心よりお礼申し上げます。今年は更に技術向上及び検査業務につきまして顧客の満足度の向上を更に高めて参りますので
今年も引き続きよろしくお願いいたします。
2020年、令和2年になりまして早速住宅診断の業務依頼がありましたので、仕事内容を報告したいと思います。
今回は、中古住宅を売買する上で不動産業者及び売り手側からの業務依頼で対応いたしました。
住 宅 診 断 状 況
↑ 全開口部のコーキングの劣化を確認しているところです。結構ヒビ割れがありそのヒビから雨水が侵入して内部造作への雨漏りの原因となっております。沖縄ではこういった紫外線による劣化が多い
ので、外壁塗装の塗り替えではなく窓廻りのコーキングのやり替えを推奨しております。ごぐたまにそのまま既存のコーキングの上から新しいコーキングを打ち込む業者がいると聞きますがそれは施工不良
に繋がります。工事する際には、要注意ポイントです。
↑ サッシ枠下の躯体部分にひび割れが起きているのがわかりますか?これは先ほどのコーキング劣化が原因で躯体内部の鉄筋や建具の金物が錆で腐食し躯体膨張してひび割れを起こしているのを
確認しているところです。サッシも開閉できない状態でしたので、ここまでくると補修方法としては、アルミサッシ枠から取替と躯体部分の補修工事が出てきます。
建物のメンテナンスは6年から劣化現象がでてくると言われております。建物を持続させる上でまず、外部のメンテナンスを検討していくのをお勧めいたします。
↑ 外壁を触って塗装の劣化のサイン!チョーキング現象が起きているのを確認いたしました。外壁・主要構造部を守る塗装が紫外線により劣化して粉状になっているのを言います。この状態になりますと
ちょっとしたクラック(ひび割れ)から雨水が侵入してコンクリートの中性化が劣化を起こして鉄筋まで劣化状態が進むと躯体の膨張が進んでいきますのでそれを防ぐためには外壁塗装の塗り替えが必要
となってきますので、築6年以上、若しくは塗り替えてから6年以上のマイホームを所有されている方は、修繕計画を立てて建物を持続させることをお薦めしております。
↑ 天井点検口から天井内部の確認をしてます。よく天井内部を全て確認するようなイメージがありますが、住宅診断では点検口から見える範囲で確認を行っております。なので全ての点検口があれば
全て確認いたします。また雨漏りの原因やシロアリなどの被害にあっていないか確認をしております。今回は平屋なのでよく見ると天井内に断熱材が無いのがわかりますか?対処方法としては
屋外断熱防水工法で検討するか、予算があれば天井材の中に断熱材を導入することを検討します。
↑ 床下点検口から床下の状況確認を行っております。土間コンクリートの上に束柱が設けられているのですが、この状態ですと直に湿気が木材にあがりやすい状態となっております。
今後の対策としては、湿気防止対策として床下強制機械換気を設けることやシロアリ防止のための薬品散布することをお薦めしております。
↑ 住宅診断では給排水設備も確認を行っております。一時的に給水・電気の開栓をお願いしております。水栓器具も動作確認を行っております。今回は水漏れの確認を行いました。防水ゴムの劣化若しくは
器具の故障によるものなので、交換することをお薦めいたします。
この記事へのコメントはありません。