中古建物診断(Building Inspection )in 那覇市

築47年 RC造5階建て店舗ビル(内部検査 編)

前回、ブログで(外部検査 編)http://building-injection-in-naha-city
をご報告いたしましたが、今回は建物調査の内部検査状況をお伝えいたします。
建物内部は主に内装材の劣化や天井裏、給排水設備、機械換気設備、電気設備などの確認を行います。

↑ 内装材の壁ビニルクロスの剥がれを窓廻りに確認をいたしました。原因として考えられるのは外部窓廻りのコーキングの劣化部分からの雨水の侵入が原因で剥がれていると思われます。

↑ 天井に雨シミ跡がありましたので、天井裏を確認したところ外壁のクーラー引き込み口より雨水が浸みこみ雨漏りを起こしているのを確認いたしました。内部だけコーキングによる処理を行っております
が、できれば外部からも雨水侵入防止対策を実施することをお薦めいたします。

↑ 天井点検口より天井コンクリートスラブの剥離を確認いたしました。上部に後付けによる吊りボルト打ち込みにより躯体の剥離現象が起きております。後工事でも剥離が起きた場合、補修することを
お薦めいたします。

↑ 内壁部に剥離があるのを確認いたしました。広範囲による剥離なので躯体劣化がかなり進んでいると思われます。やはり原因として考えられるのは外壁塗装の劣化、経年劣化の躯体のひび割れからの
雨水の侵入が原因と考察いたしました。定期的なメンテンスを計画していかないと建物の寿命も短くなってしまいますのでご注意ください。

↑ 内壁部のコンクリート剥離の状況確認です。浮きが進行しており場所によっては剥がれで隙間が大きくなっている箇所もありました。

↑ 機械換気設備の動作確認も行いました。換気設備は特に不具合はありませんでした。

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