築16年 RCB造 2階建て 戸建住宅
今回のホームインスペクションは築16年の中古住宅を調査いたしました。沖縄県内ではインスペクションの実施及び認知度が5年間の間に急激に問い合わせと依頼件数が伸びてきております。
中古住宅でも躯体の状態や設備機器の経年劣化、白蟻の被害の有無など確認を行い報告書にて依頼主へ提出させて頂いております。
さて今回は躯体の劣化状況や設備機器類の状況、天井裏、床下の状況を確認いたしましたが、いつもの通り簡潔にて内容を説明したいと思います。
調 査 内 容
↑ 躯体の表層ひび割れ(モルタルのひび割れ含む)主要構造部ではないため、瑕疵にあたる躯体に含みません。但し、経年劣化の項目に該当いたしますので、定期的な修繕補修が必要と思われます。
↑ 外壁のひび割れを確認いたしました。今回の物件は外壁はブロック積みとなっております。表層モルタルや外壁塗装の経年劣化によるひび割れが起きているのを確認いたしました。
↑ こちらも違う壁面の表層ひび割れを確認いたしました。中古住宅でよくあるのが外壁ブロック積みの目地にある配筋されている箇所やブロック目地同士(縦方向、横方向)のひび割れ発生が築年数古くなる
につれ多くなってきます。これを放置しておきますと雨漏りの原因にも繋がりますので外壁塗装の塗り替えなどを検討し中古住宅を購入することをお薦めいたします。
↑ 天井点検口から目視範囲内にて確認できる箇所をチェックしております。躯体のひび割れや雨漏りの有無、木下地組に蟻道の有無を確認いたします。天井点検口は基本、調査に支障がないことが大前提で
調査対象として対応いたします。家具や備品破損の恐れがある付近の天井点検口がある場合は検査対象として対応できませんのでご了承ください。
↑ 天井点検口から換気ダクトの外れがないか確認を行っております。換気扇の動作確認も含め調査対象として対応しております。
↑ 床下点検口が設けられている場合に限り調査対象として確認を行っております。躯体の状況や木床下地材に蟻道の有無などを行います。
↑ 建物の傾斜確認も調査対象として行っております。6/1000以上の傾斜が水平方向や垂直方向にて調査を行います。
↑ 床材のたわみ及びきしみを確認いたしました。床材も経年劣化対象で床下地材と金物の接合不良によってたわみが起きたりします。修繕・補修にて対応することをお薦めいたします。また報告書にも
たわみの箇所の範囲や全体的な劣化なども記載いたします。
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