RC造 築7年 3階戸建て住宅
今回は、沖縄県糸満市にある築7年の戸建て住宅のホームインスペクション業務を行って参りました。今年に入り当社では住宅診断(ホームインスペクション)業務の依頼件数が多くなってきております。年間100棟
超し、去年より数を上回っている状態です。今年も残りわずかですが、多忙ではありますが。当社への業務依頼お待ちしております。
さて今回は築年数10年未満の建物を診断業務を行って参りましたが、コンクリートと塗装の関係、内部につきましては床下換気、室内換気計画の必要性が感じられる住宅でした。
簡潔ではありますが説明したいと思います。
検 査 状 況
↑ 屋上の立ち上がりコンクリートの手摺支柱近辺はひび割れが起きている状況です。築浅でも躯体の経過観察の上でひび割れ補修及び防水塗装若しくは塗装することで躯体の劣化防止対策の必要性が感じらました。
↑ 屋上防水塗装の経年劣化による塗膜の剥がれを確認いたしました。築7年でも紫外線による劣化が大きいということがわかります。沖縄では塗装メーカーのデータを超える紫外線量なので修繕・補修のタイミング
は、10年を超してからでは無く、10年以内には検討し塗り替える時期を計画することを推奨しておりました。
↑ 1階軒裏の外壁塗装の劣化による剥がれを確認いたしました。軒裏なので必ずしも紫外線による劣化ではなく、湿気や結露などの原因も考えられます。塗装の選定もその地域にあった塗料を推奨いたします。
↑ 窓廻りのコーキングの劣化を確認いたしました。一番雨漏りの原因が開口部廻り!その次に屋上スラブのひび割れによる雨漏りが多いです。なので外壁塗装する際には窓廻りのコーキングの修繕・補修が必要です。
↑ 天井点検口が設けられている場合、換気扇のダクトの外れの確認や躯体のひび割れ、天井下地材などの腐食や白蟻などの被害の有無の確認を行っております。
↑ 内部の軽量鉄骨下地材の錆による腐食を確認。原因は内部結露が考えられます。点検口からの不具合確認はこの一部でしか確認できませんでしたが、他にも考えられますので経過観察の上で内部仕上げ材に錆汁の
跡が発生した場合、下地材から取替えが必要になってきます。
↑ 目視確認において木製幅木の剥がれを確認いたしました。その当時の接着不良、若しくは湿気や換気不足などの影響で剥がれやすくなったと思われます。修繕・補修にて対応しましょう
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