沖縄の鉄筋コンクリート造(RC造)の劣化について
こんにちは!今回は沖縄県内で唯一、インスペクションの実績棟数を幅広く対応してしている『リノプラ』の建築士が沖縄の建物で数多く建てられている構造が鉄筋コンクリート造(RC造)になります。
インスペクションの実施している中で躯体の劣化度合いについて修繕して使用すべきか判断がつきにくいってことが多くないですか?
今回のブログでは今回の記事の内容で説明する内容が所有する建物で見受けられた場合は要注意です。また費用も塗装以外に補修工法費用がプラスされて高額になってしまうケースも中にはあります。
では紹介していきたいと思います。
ポイント1:躯体のひび割れ及び剥離(コンクリートが剥がれ)が構造フレーム(柱・梁)に多く点在するとき!
↑ 主要構造部の柱に主筋と同じ縦方向にあるひび割れ・・・(建築用語では、材軸方向のひび割れ)といいます。躯体内部の鉄筋が劣化により錆の腐食が生じてひび割れが起きている状態。
↑ 主要構造部の大梁の主筋と同じ縦方向にあるひび割れ・・・(建築用語では、材軸方向のひび割れ)といいます。躯体内部の鉄筋が劣化により錆の腐食が生じてひび割れが起きている状態。
↑ 主要構造部の柱以外に主要構造部の大梁の全箇所に材軸方向のひび割れの確認があった場合
↑ 定期的な修繕・補修を行ったとしても別の箇所から材軸方向のひび割れが再発した場合など
↑ 屋根スラブ下に剥離が数か所確認された場合。主要構造部に屋根も該当いたしますので、気になる方は建物の定期点検を一年、半年を目途に行うことをお薦めいたします。
↑ 屋根スラブ下に剥離箇所が数か所あった場合、若しくは補修を行ったけど再発した劣化については、基本躯体内部の鉄筋が錆による腐食で進行が収まっていなかったか?若しくは補修工法の選定の配慮して
なかった?などが考えられます。また沖縄の場合、鉄筋コンクリート造の場合屋根の表面部はコンクリート仕上が多いです。築10年過ぎると躯体は経年劣化による浸食が表に現れてきます。
そのまま放置しておきますと目には見えない劣化が躯体内部で起きはじめてひび割れや剥離といった現象が起きます。また主要構造部の材軸工法のひび割れとなりますと、例えば人間の背骨が折れたことと
同じことを示しております。費用かけたとしても、この状態になった場合、建物の寿命が長く使用されるというわけではないので、建て替えなどの検討することをお薦めいたします。
また上記での記事以外で建物の使用年数が長く劣化は見受けられないが、あとどれくらいもつのか?につきましては
沖縄県で実施しております。簡易診断、塩分分析調査などが毎年10月以降 調査希望者を募集しております。建物の規模などにより募集条件等もありますので、HPなどでご覧ください。
※当社でも対応はしております。沖縄県の実施期間以外でもご相談承りますので電話・メール等にて受付しております。
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