築13年 RC造 2階建て中古戸建て住宅
今回も不動産からのご依頼で沖縄本島の今帰仁村まで住宅診断(ホームインスペクション)業務を行いました。去年の4月に国土交通省から宅建業法が
改正されて住宅診断業務も沖縄本島でも着々と浸透されてきております。当社では沖縄本島全域と離島まで対応しております。但し離島につきましては
交通費が別途追加で見積もり作成の上、対応いたしますのでご相談ください。
今回、住宅診断を行った物件のご紹介したいと思います。簡潔にですが外部・内部について説明いたします。
外 部 検 査
↑外壁塗装の劣化の確認をしているところです。手に白い粉状が付着しているのが塗装の劣化サインを示すチョーキング現象と言われてものです。
紫外線により建物の躯体を守る塗膜が劣化して剥がれている証拠です。沖縄では紫外線が強いため塗装塗り替えした時期より6年後から劣化現象が起き始める
と言われております。紫外線の当たるのが多い場所によっては劣化スピードが違います。定期的なメンテンスを計画して建物躯体を保護して持続させましょう
↑開口部廻りのコーキングの劣化状況を確認しているところです。住宅診断時にはすべての開口部の開閉確認を行い不具合が無いか確認も行っております。
特に開口部廻りのコーキングの劣化は新築当初は弾力性があり防水性がありますが年数が経つと硬化し始めてひび割れが起きて剥がれていきます。
コーキング劣化が起きると外部からの雨水の侵入が起きて雨漏りの現象として木製枠や開口部廻りの内壁の腐食が起きます。
今回の現場では、コーキング劣化前の硬直化の確認をいたしました。外壁塗装塗り替え時に同時にコーキングの打ち替えを推奨いたします。
↑バルコニー部のアルミ手摺のひび割れを確認いたしました。住宅診断のひび割れとしての指摘は0.5mm以上からひび割れとして指摘事項として報告しております。今回は、1.4mm以上のひび割れを確認いたしましたので補修することを報告書に記載いたしました。
内 部 検 査
↑内部検査は建物内部、天井・壁・床について不具合状況の確認を行います。特に天井裏・床下などの確認をするために点検口の有無の確認を検査前に
確認を行って作業いたします。又、水栓の開栓や電気の通電の依頼をお願いをしております。
問い合わせ頂いた際にはご確認いたしますのでご協力よろしくお願いいたします。
↑換気扇の風量・異音があるかどうか全ての換気扇を確認いたします。※通電されている状態で不具合の確認ができます。
↑天井点検口から木部の腐食・コンクリートのひび割れ、シロアリの被害にあっていないかの確認を行います。あくまで点検口周囲からの目視検査なので
ご了承ください。
↑天井点検口から機械換気設備の確認を行います。ダクトの破損状況含め木部腐食、コンクリートのひび割れ・コンクリート欠けなどの有無を確認いたします
↑水道の開栓することにより、水漏れや水道の赤錆色が出ていないか確認を行っております。今回はシャワーヘッドとホースの継ぎ目から水漏れが起きて
いるのを確認いたしました。どうしても使用頻度が高いものほど年数が経てば劣化しやすい状況ですので住宅診断(ホームインスペクション)で
設備機器の交換時期なども含め確認できますのでなるべく水道の開栓及び電気の通電は住宅診断時には一時的ではありますが対応して頂くことを
お勧めしております。
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