築18年 RC造 3階戸建て住宅
今回も住宅診断(ホームインスペクション)の業務依頼がありましたので、読谷村まで行ってまいりました。簡潔ではございますが内容説明したいと思います。
住宅診断でまずご理解頂きたいのは、第三者の目線での建築士が現況建物をチェックして不具合箇所を全て確認を行い報告書にまとめて依頼者へ報告する業務内容となっております。
築10年以上の建物となりますと、まず外壁塗装の劣化サインであるチョーキングが確認いたしました。次に開口部のコーキングの劣化!次に設備関係の給排水管からの水漏れがないかを確認いたしました。
診 断 内 容
↑ 外壁塗装の劣化を確認いたしました。沖縄の場合、紫外線が本土に比べて強いので耐久性が6年過ぎてから劣化サインとして現れます。10年ぐらいには白い粉が手や衣類に付着しやすくなるので
修繕計画することをお薦めいたします。
↑ 窓廻りのコーキングの劣化を確認いたいました。コーキングも同じく紫外線による劣化でひび割れを起こした箇所から雨水の侵入が起きやすくなり雨漏りの原因のひとつでもあります。
↑ 2階収納内部の状況確認をしているところです。原因を調べていくと実は屋上の排水溝の樋の詰まりによるオーバーフローで内部に水が侵入した原因が大きいのが屋根の点検で確認できました。
木下地まで腐食しているので、内部のリフォームは下地からのやり替えが必要になってきます。
↑ 浴室の勝手口のドアクローザーの金具がサビで腐食して折れているのを確認いたしました。ドアクローザーも年式によっては廃番の可能性があります。修繕するときには業者に相談しましょう。
↑ 天井点検口から天井裏内部を確認しているところです。換気扇のダクトの外れが無いか、木下地が白蟻の被害にあっていないか確認をしているところです。また内部のコンクリートの状況などの
確認を行いました。
↑ 出窓の木製枠を確認しているところです。紫外線による木の劣化や外部からの雨水が吹込み濡れているのを放置するとこのようなシミが残ります。木枠の表面のみでしたら研磨塗装で再利用できるので
修繕することをお薦めいたします。
※住宅診断(ホームインスペクション)の診断実施してから1週間程度で報告書の提出及び指摘内容につきましてご説明いたしました。
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