令和3年度 沖縄県 簡易診断+塩分分析調査業務を行いました。

令和3年度の沖縄県の助成金にて簡易診断(簡易耐震診断)+塩分分析調査業務を行って参りました。
簡易診断の調査建物対象は昭和56年6月1日以前の建物を対象として沖縄県が助成金での調査依頼ができる業務となります。当社では有資格者が在籍しているためこの業務を行っております。
図面が無くても大丈夫です。現場で建物の外部から採寸作業を行い、図面化していきます。そして建物劣化状況などの調査を進めていきます。作業時間は約2時間程度になります。
今回は数件対応した何件か対応いたしましたので簡単ではありますが報告したいと思います。

現場調査(採寸作業)+建物状況確認

↑ 屋根スラブ下にひび割れが起き、外部からの雨水浸入により石灰(つらら状のもの)が発生しているのを確認いたしました。内部コンクリートの劣化が進行している状態を示しております。

↑ 主要構造部の柱の材軸方向のひび割れをクラックスケールにて採寸しているところです。基本、0.5mm以上が指摘となり現状では4.5mmのひび割れを確認、外部からの雨水浸入により鉄筋の
腐食も進行しているのが推測できます。

↑ 庇や庇裏のコンクリート剥離状態を確認いたしました。スラブ剥離は全体的に起きており危険性伴うため、補修・改修工事するには費用面、安全性を考慮し対応することをお薦めいたします。

↑ 外階段下部の構造体の片持ち梁の剥離及び鉄筋の腐食を確認いたしました。コンクリートと鉄筋のかぶり厚さ不足により剥がれが生じた可能性が高いと思われます。

↑ 庇下躯体の全体的に剥がれているのを確認、付近近辺には躯体の安全防止対策として防護ネットなどを設けることをお薦めします。費用対効果により補修を検討したほうが思われます。

↑ 主要構造部の柱の材軸方向のひび割れを確認いたしました。打診棒にて内部のひび割れの状態も確認を行いました。

↑ 塩分分析調査の状況です。柱1か所に対して6箇所のコンクリートサンプルを表面・中間・内部に3段階にわけて採取を行います。試験結果は沖縄県のコンクリート分析を行う場所で行います。

↑ サンプル採取した状況です。サンプル採取は3個分回収し、沖縄県のコンクリート成分分析機関に提出させて頂きました。

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