築55年 RCB造 戸建住宅
今回の物件は旧耐震建築物と言われる戸建住宅を調査いたしました。ここ数年で沖縄では住宅診断(ホームインスペクション)を行い建物に不具合の有無の確認を行い購入判断材料として利用されるお客様が
多くなってきております。また旧耐震・新耐震関係なく当社では調査を行い調査内容が分かりやすい内容で報告書を提出させて頂いております。今回も簡潔ではありますが業務内容の一部を紹介したいと思います
検 査 内 容
↑ 内壁の躯体にひび割れを確認いたしましたので、クラックスケールにて基準値0.5mmm以上の有無の状況確認いたしました。
↑ 外観目視検査になりますが、躯体の主要構造部である大梁の躯体の剥離や鉄筋の錆による腐食を確認。鉄筋の腐食が進行している場合、新規で補強工事が必要な建物になりますので補修工法を選定の上、
補修することをお薦めいたします。
↑ 主要構造部の大梁にひび割れや隔離を確認いたしました。目視での確認が難しい場合は、打診棒にて判定を行っております。
↑ 躯体の剥離を確認。このような状態になりますと内部の鉄筋が腐食で膨張し躯体のひび割れ・剥離している状況になります。補修工法や補強工事を行い躯体劣化防止対策することをお薦めいたします。
↑ こちらも躯体の剥離を確認。打診棒にて躯体の劣化状態を判定を行っております。バルコニーの軒裏となり建物として築年が古くなるとバルコニー床面も防水未塗装なのが現場で確認できましたのでまずは、防水塗装を行い躯体の補修工事を行うことがお薦めではありますが、状況によっては補修工法の選定も考慮して対応することをお薦めいたします。
↑ 階層は違いますがこちらも、バルコニー軒裏に剥離を確認いたしました。
↑ 屋上防水塗装は施されているのを確認。但し、防水塗装の経年劣化+躯体のひび割れを確認いたしました。防水塗装の選定は業者と協議し躯体のひび割れ含め対応することをお薦めいたします。
↑ 躯体に設置されております。転落防止用手摺の錆による腐食を確認。強度の低下や手摺の落下、人身事故にも繋がる恐れがあるため取替えが必要と思われます。
↑ 床材の経年劣化による剥がれを確認いたしました。一度剥がれものは、再取付が難しいので張替えをお薦めいたします。
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