住宅診断(ホームインスペクション)in 沖縄市

築36年 RC造 2階戸建て住宅

今回も不動産の方から中古住宅売買の件で問い合わせがあり、業務を行って参りました。住宅診断(ホームインスペクション)業務も去年の4月に
宅建業法の改定により、第三者的な住宅診断(ホームインスペクション)業務での検査・報告書を添付することが義務化され問い合わせが個人や
不動産業者からも多く問い合わせが多くなってきております。
今回の住宅診断(ホームインスペクション)の状況を簡潔に説明していきたいと思います。

外 部 検 査

↑ 屋上の防水状況です。アスファルト防水シートで施工されておりますが、アスファルト自体が劣化してシートが露出している状況です。
ジョイント(継ぎ目)から剥がれてくるので防水塗装のやり直しをお薦めいたしました。

↑ 窓廻りのコーキング(防水)のひび割れを確認いたしました。この状態は雨水が侵入しやすい状況にあります。よく室内の窓木枠に雨水のシミ
があるのを見たことがあると思います。この状態になると止水性が損なわれるので補修することをお薦めいたしました。

↑ 外壁に白い粉がついているのをご覧いただけますでしょうか?この状態は見た目は外壁と塗装まだ大丈夫と思われますが白い粉がつくのは
外壁塗装の塗膜が紫外線による劣化で塗膜が剥がれてきているのを示しております。躯体を保護する塗装塗膜が低下することで建物の持続性が
低下していくので、外壁塗装のメンテナンス時期や概算での費用を算出してアドバイス等を行いました。

内 部 検 査

↑ 天井点検口から換気扇のダクトの破損、外れがないか又、換気扇の動作確認を換気扇のある個所は全て確認を行いました。

↑ 給水・廃水の確認も行います。当社では水道・電気は全てコミコミで住宅診断を行っております。検査時には、給水の開栓・電気の通電
を一時的にお願いして検査を行っております。水漏れや換気扇の動作不良、コンセントの通電などを確認いたします。

↑ 天井に雨漏り跡を確認いいたしました。近くに天井点検口がありましたので確認したところ原因は、天井の自然換気口に雨よけのカバーが
ついていないため、強風や台風時による吹込みによる外部からの雨水の侵入があったと予測されます。

↑ 開口部の廻りの木製枠や内部造作壁が雨水による侵入で腐食しているのを確認いたしました。原因としてはコーキングの劣化もありますが
排煙窓の開閉不良による外部からの雨水の侵入が考えられます。どうですか?建物はただ建てるのではなく、定期的なメンテンスも必要なのが
わかりましたでしょうか?当社で住宅診断を行って頂いた物件には必ず長期修繕計画書を作成の上、今後予測される修繕費用を算出して
メンテナンス時期に合わせたリフォーム計画にもご利用できますので、よろしくお願いいたします。

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