建物診断 & 簡易診断 W診断 in 久米島

築43年 RC造 平屋建物の簡易診断業務+ホームインスペクション業務

先日、沖縄本島から北上して久米島出張へ行って参りました。今回もホームページからの問い合わせによる業務依頼を請けて行って参りました。
建物が旧耐震の建物ということもあり、去年業務を開始いたしました簡易診断(耐震診断の簡易的なもの)を提案いたしました。
簡易診断は元々、旧耐震建物の耐久性の判定を実施して耐久性に低い判定を受けた建物は耐震改修を進め安全性を高めるために設けられた資格です。
さて今回は、当社で行っている業務ダブルを掛け合わすことで、建物の躯体の状況、内部の状況をチェックしていきたいと思います。

↑ 主要構造部の柱にヒビ割れを発見!!クラックスケールを用いてひび割れの度合いを確認しております。基本0.5mm以上のひび割れについては
指摘項目として是正対象となります。今回は0.5mm以上でアウトでした。簡易診断でも建物のスケッチ等でひび割れ箇所などチェックしていきます。

↑ アーチ状の庇が一部コンクリートの劣化により鉄筋が膨張してコンクリートが剥がれ落ちていますね。このまま放置しておくと劣化が進行して
庇全てが落下していくので、外壁塗装時に補修することをお薦めいたします。

↑ アーチ状の庇の一部が上記の状態が更にひどくなった箇所もありました。こうなると鉄筋は腐食しておりますので腐食している部位まで叩き落として
補修するか現状通りに新しく鉄筋を入れて補修するかの改修方法になります。

↑ 軒先箇所も鉄筋の腐食によるコンクリートが剥がれ落ちているのを確認いたしました。ひび割れも起きているので軒先から庇につきましては、劣化している箇所については補修方法の検討が必要になってきます。この状態になる前に外壁塗装は躯体を保護する意味で10年を目安に塗装の塗り替え時期の計画を
立てることが必要なのがわかりますね。

↑ 外壁塗装が劣化して剥がれているのを確認いたしました。劣化サインは外壁面に触ると白い粉状のものが衣類や手につくのでわかると思います。
沖縄の場合、築6年から外壁塗装の劣化が始まると言われております。

↑ 開口部廻りのコーキングの劣化状況も確認いたしました。建物診断と同じチェック項目もあります。さて今回は、一度もまだメンテナンスされていない
建物なのでコーキングのやり替えをお薦めいたします。コーキングも劣化すると雨漏りの侵入の原因のひとつにもなりますよ

↑ 建物内部の診断については、簡易診断とは異なり設備機器、電気の通電状況など確認を行い建築的に内部の仕上げなどの不具合など確認を行いました。

↑ 建物内部の天井裏からの躯体状況や木下地が腐食していないか?シロアリの被害にあっていないか?確認を行います。
又、建物の内部から見る躯体の状況も確認いたしました。外部に比べ大梁や柱、屋根についてはひび割れや破損などは無く特に問題はありませんでした。

↑ 機械換気設備についても、動力の確認と換気扇の動作確認を行います。今回は換気扇が動作不良で動かないのが多かったですね。
当社では、長期修繕計画も作成していつ頃、メンテナンス時期がくるのかを周期的に計画表に記載しております。又、概算で費用も記載しておりますので
ご検討されているお客様、一度当社へご相談くださいませ。

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
電話で問い合わせる