築10年 RC造 11階建てマンション
今回は不動産業者からの依頼で住宅診断(マンション)を診断業務を行いました。マンションは住宅とは違い専有部分・共有部分(マンション住民共有スペース)があり、住宅診断でも主に専有部分と
専有部分に面したバルコニーを調査範囲として行いましたので報告したいと思います。
外 観 検 査
マンションの場合、外観検査は基本、共有部分に該当しますので不具合が見つかった場合でも長期修繕計画に基づき修繕していく箇所になりますので、指摘があった場合はマンション管理会社に指摘箇所
を報告することで修繕工事を行って対応していく流れになりますので、万が一不具合が発見された場合には、住宅診断報告書を基に管理会社へ相談お願いいたします。
↑ 外壁と開口部の間にある防水止めのコーキングが紫外線により劣化してひび割れを起こし始めてきているのを確認いたしました。長期修繕計画書に基づき外壁塗装工事で補修することをお薦めします。
↑ アルミ洗濯干し場の支持金物がぐらついているのを確認いたしました。ちゃんと固定するようビス固定することをお薦めいたしました。
↑ アルミ手摺の支柱がぐらいているのを確認いたしました。転落防止のためのアルミ手摺なので補修することをお薦めいたします。
↑ 躯体部分のひび割れやタイルの浮きなどを確認いたしましたが、今回は特に問題はありませんでした。
内 観 検 査
内部は専有部分と言われており、内装の天井・壁・床、そのほか天井裏や床下の確認、建物の傾斜の確認をいたします。内部での不具合が発見された場合、購入者負担で修繕することとなります。
築年数によりますが、指摘部分は設備機器(換気扇・キッチン・洗面化粧台・トイレ・浴室)も関わってきます。水漏れなどもないか確認いたしますので、電気の通電、水道の開栓をお願いしております。
↑ キッチンの水道管の水漏れがないか確認を行っております。
↑ キッチンの換気扇の動作確認を行っております。異音もなく特に問題はありませんでした。
↑ 浴室のシャワーホース含め、混合水栓の動作確認を行っております。全てのチェック項目を調査終わり、報告書作成後に内容説明を行いました。今回は調査内容につきまして省略しております。
詳しいことは、当社のメール問い合わせ窓口か電話での問い合わせをお待ちしております。
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