築44年 RC造 2階建て戸建て住宅
今回。中古住宅を売買するということで不動産業者から住宅診断(ホームインスペクション)業務依頼を受けましたので業務内容の一部を紹介したいと思います。
診断を受けるまえに依頼者側でお願いしたいことがあるので、その内容をお伝えしておきます。
まず、診断調査の前に調査物件資料(築年数がわかる資料、平面図、建物登記簿謄本)、診断前までには一時的に電気・水道の通電や開栓のお願いをしております。
理由として電気の場合、換気扇の動作確認やコンセントからの安定のある電流の確保ができているのか?をチェックしておりますのでご協力よろしくお願いいたします。
物 件 検 査 内 容
↑ 手摺コンクリート躯体のヒビ割れを確認いたしました。ヒビ割れの度合いを判定するクラックスケールにて0.5mm以上のヒビ割れがないかを確認いたしました。
↑ 屋根スラブの裏側の外壁の一部にコンクリートの剥離を確認いたしました。剥離状態になりますとコンクリートの中性化が始まっている可能性があります。状況としては外壁塗装の劣化もありましたので
外壁塗装時の爆裂補修含め改修工事をお薦めいたします。
↑ 通気口からの水漏れ跡を確認いたしました。原因としては外部廻りのコーキングの劣化が原因で水の侵入があったと考えられます。沖縄の場合、強風や台風の影響で通気口からの吹込みが多いので
フードカバー付の換気口に替えることをお薦めしておりますl
↑ 天井材に雨漏り跡を確認いたしました。こちらも原因として考えられるのが外部廻りのコーキングの劣化が原因で水の侵入があったと考えられます。沖縄の場合、強風や台風の影響で通気口からの吹込みが多いのでフードカバー付の換気口に替えることをお薦めしておりますl
↑ 換気設備も確認いたしました。動作確認はできているのですが、吸気能力が低下しているため吸い込みが弱いので機器の取替えをお薦めしております。
新サービス!!開始いたしました。
住宅診断する上で、床下点検口も確認事項になるのですが物件によっては、床下点検口がないっていう対象物件もあります。以前は、確認できないままの状態で終わってしまったのですが
今回は、既存の外壁の床下換気口からファイバースコープを利用して内部の状況を確認することができるようになりました。床下の湿気が高いのは建物の下が土の仕上か土間コンクリート仕上なのか
判断ができないので、適切なアドバイスができませんでした。それが可能となりより、明確化することで対策ができますので、まず住宅診断を受けたい物件があれば床下点検口の有無の確認の情報も
頂けると機器の用意もできます。
この記事へのコメントはありません。