築36年 RCB造 2階戸建住宅
久しぶりに投稿させて頂きます。ブログも随時更新し、お客様に情報発信しながら業務的なことなど紹介しながら更新して参りますのでよろしくお願いいたします。
今回は、うるま市にある戸建住宅をインスペクション依頼を受け調査して参りましたのでその一部分を説明していきたいと思います。
インスペクション 検査内容
↑ 外壁のひび割れを確認いたしました。今回の外壁はコンクリートブロック積みとなっており表層モルタル仕上げ(標準塗厚15mm~20mm程度)の経年劣化によるひび割れを確認。
↑ 外壁コンクリートブロック積みの表層モルタル仕上げのひび割れ幅は軽度なもの0.5mm以下は経過観察の上での対象となりますが今回は0.5mm以上のひび割れ幅を確認。0.5mm以上は雨水の浸入が
しやすいひび割れ幅となっているため指摘対象となります。
↑ 屋根の躯体の状況確認をしました。コンクリート仕上となっており築年数とともに躯体の劣化は進行しております。当社では躯体劣化防止対策として防水塗装を推奨しております。雨漏りが起きてからでは
内部躯体への雨水の浸入が始まっており内部鉄筋の腐食も隠蔽部にて進行している恐れがあります。未然に対策を行うことをお薦めいたします。
↑ 増築部の屋根材の状況確認を行いました。屋根材は鉄板トタン屋根となっており部分的に錆による腐食などがあるため雨漏り防止対策として屋根材の張替えや仕様等の変更、減築などの検討することを
お薦めいたします。
↑ 天井点検口から覗ける範囲内にてコンクリートスラブ下部に石灰化を確認。石灰化が起きる原因として内部躯体への雨水の浸入があり躯体成分の石灰が表面に現れる現象となりますので躯体劣化防止対策
として防水塗装などを施し劣化を遅らせる計画をお薦めいたします。
↑ 天井点検口から目視で確認できる範囲で白蟻の蟻道を確認いたしました。当社では目視での白蟻の蟻道・被害跡などの確認となります。
白蟻の有無は専門の白蟻業者が再調査を行い状況判断をおこないます。
↑ 天井面も雨漏りかな?と思い天井面も確認したところ・・・・・・
↑ 天井材の化粧面を剥がしてみると白蟻の被害跡を確認いたしました。天井面のぼこぼこは全て白蟻の被害跡によるものが高いので、白蟻業者にて再調査及び駆除することをお薦めいたします。
↑ 増築部天井面の水シミ跡を確認いたしました。こちらは前ページにて説明いたしました鉄板トタン屋根の場所になります。鉄板屋根は劣化すると雨漏り現象を引き起こしやすいため屋根材の仕様変更や減築
の検討を行い対応することをお薦めいたします。
増築部天井面の水シミ跡を確認いたしました。こちらは前ページにて説明いたしました鉄板トタン屋根の場所になります。鉄板屋根は劣化すると雨漏り現象を引き起こしやすいため屋根材の仕様変更や減築
の検討を行い対応することをお薦めいたします。
↑ 浴室の窓廻りの造作材の白蟻の被害跡を確認いたしました。内壁や造作材、天井材なども含め今回の物件につきましては白蟻業者の再調査を行い内装材は再利用とかではなく、全て撤去し使用することを
お薦めいたします。
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