築46年 RCB造 2階戸建住宅
今回は、沖縄県南部の糸満市エリアにて住宅診断(ホームインスペクション)業務を対応いたしましたので、簡潔に説明したいと思います。まずホームインスペクションとは、建築士の資格を持つ
既存住宅状況技術者が建物を調査を行い報告書を作成後に提出する流れとなっております。建築士の資格だけででは調査を行っておりません。又、当社では、第三者の目視検査に基づき調査を行っ
ております。また建物の主要構造部(外部・内部)、内装(天井・壁・床)、点検口(天井・床)、建物傾斜確認、機械換気設備、給排水設備、電気設備を基本内容としてチェックしております。
中古住宅でもRC造・S造・木造を主軸とした内容をチェック対象としておりますので、依頼される場合には、「建物登記簿謄本の写し」・「間取り図・設計平面図」をメール若しくはFAXにて受付
を行い、住宅診断(ホームインスペクション)見積書を作成し、承認後にスケジュール確定させて頂いております。
今回は不動産業者より売買において住宅診断(ホームインスペクション)の依頼がありました。築46年の物件ということもあり躯体の状態も修繕することで建物の寿命も左右されますので今回の報告
内容ではどのようになったでしょうか・・・・
↑ 屋上防水塗装の有無の確認ができませんでしたが、スラブ下に剥離が発生しているところを推測すると防水塗装の剥がれや防水塗装が施されていないために経年劣化も含め躯体内部に雨水が浸透
し鉄筋の錆の腐食による膨張の割れが原因と推測できます。
↑ 排水管の割れを確認いたしました。生活排水の配管の割れなので、使用する上で指摘となります。売買前には必ず補修工事することをお薦めいたします。
↑ 天井に雨漏り跡を確認いたしました。天井裏は屋根スラブ下となっており外部でも剥離などがありましたので、雨漏り防止のための補修工事を推奨いたします。
↑ 1階天井裏に雨漏り跡の確認をいたしました。1階天井裏での水シミ跡は、沖縄でよくある天井裏換気口からの強風時による吹込みが原因で起きることが多いです。
↑ 内部建具類も使用上、問題なく使用できるのか確認を行っております。酷い場合は取替えの指摘もコメントしております。
↑ 木製建具の動作確認も行っております。締まりの状態なども視野に入れて不具合などの確認も行っております。
↑ 給排水設備、電気設備などの確認を行っております。調査時には依頼主に一時的な電気・水道の開栓手続きを依頼しております。
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