住宅診断(ホームインスペクション)不具合事例の紹介

沖縄で住宅診断(ホームインスペクション)業務を行っている中、不具合のあるケースを外部・内部とともに
ご紹介したいと思います。
築年数、建物構造種別に関係なく住宅診断(ホームインスペクション)を行うことにより不具合は生じるものです。
当社では、住宅診断結果報告書を作成し、不具合箇所などを写真とコメントを記載してお客様にご説明しております。

外部(屋根・外壁・基礎)に関する不具合事例

↑ 屋外の中央部に水溜まりがある場合、予測されるのが内部への雨漏りの原因を引き起こす可能性があります。
対処法といたしましては、防水塗装及び水勾配のやり直しをお勧めしております。

↑ 屋外バルコニーの中央部に白く表面のモルタルが劣化して剥がれてきております。また部分的に剥離(はくり)してきて
おります。この状態を放置しておくとスラブの劣化が進みコンクリートが剥がれ落ちてきます。構造体に影響を及ぼすので
スラブ下のモルタル補修、上部のモルタル補修及び防水塗装で修繕することをお勧めしております。

↑ 外壁にヒビ割れが発生しているのを確認しているところです。住宅診断(ホームインスペクション)の
ヒビ割れの基準として0.5mm以上のヒビ割れを指摘事項として確認しております。0.5mm以上というのは、雨水が浸透して
躯体内部の鉄筋を腐食させる原因になる目安。その状態を放置しておきますとコンクリートは膨張し爆裂(剥離)を引き起こし
コンクリートが剥がれ落ちてきます。もちろん内部造作も腐食にも繋がります。
診断内容に基づき修繕箇所などをアドバイス行っておりますのでこの状態がある物件等につきましては
早急に対応することをお勧めしております。

↑ 外壁を手で触ると白い粉状が付着しているを確認しているところです。
物件等で確認事項として必ず確認している項目です。白い粉状が付く現象をチョーキング現象・白亜化 (はくあか)現象
と呼びます。塗装の表面が紫外線・雨水により劣化し始めてきているサインを示しているので
躯体を持続させるためには、長期修繕計画を立ててメンテナンスをしておくことをお勧めしております。

↑ 鋼製建具(アルミサッシ)の開口部廻りのコーキング劣化状況を確認しているところです。
物件等で確認事項として必ず確認している項目です。コーキングを触ると弾力性があるものについては、状態がいいのですが
硬化して硬くなって酷くなった場合、写真のようにヒビ割れを引き起こします。この状態になりますと
外部からの雨水の侵入しやすくなり内部造作材の腐食の原因にも繋がりますので修繕をお勧めしております。
出来れば外壁塗装する際に同時にコーキングの打ち直しをすることをお勧めいたします。

↑ 外部タイルのヒビ割れ・欠け・浮きの劣化状況を確認しているところです。
物件等で確認事項として必ず確認している項目です。必ず打診棒で調査を行い状態を確認しております。
ヒビ割れやタイルの浮きの状態を放置した状態ですと壁タイルの場合、タイルが落下し周囲の破損事故にも
繋がります。床タイルの場合ですと下地モルタルや敷き砂が雨水で流されての床陥没にも繋がりますので
修繕をお勧めしております。

↑ 外部木関係(ウッドデッキ・ヌレエン等)の腐食していないかの確認をおこなっているところです。
写真のように一部雨水や紫外線により腐食しています。腐食しやすい状態ですとシロアリの発生にも繋がります。
撤去するか修繕して対応することをお勧めしております。また外部の木材につきましては沖縄の場合、半年に一度は木部塗料
のメンテナンスをお勧めいたします。

↑ 基礎と外部水切りのとの取り合いの確認をおこなっているところです。
写真のように20mm(2cm)以上の隙間があるのを確認いたしました。害虫や害獣が侵入しやすいので
モルタル等で隙間を防ぎ不具合の是正をお勧めしております。

内部(床・壁・天井)に関する不具合事例

↑ 天井材の一部剥がれているのを確認しているところです。原因といたしましては、
屋上からの雨漏りが原因で内部造作材の腐食が原因で天井材が部分的に垂れてきておりました。
対処法としては、屋上からの雨漏りを防止対策(屋上防水)をしてから内部の造作材の修繕をお勧めしております。

↑ 天井材の一部剥がれているのを確認しているところです。原因といたしましては、
屋上からの雨漏りが原因で内部造作材の腐食が原因で天井材が部分的に破損しております。この状態ですと
この部屋の天井全て解体し下地からやり直すことをお勧めしております。
対処法としては、屋上からの雨漏りを防止対策(屋上防水)をしてから内部の造作材の修繕をお勧めしております。

↑ 内部壁の破損を確認しているところです。住宅診断(ホームインスペクション)では内部建具の開閉不良及び
内装壁・ビニルクロスなどの剥がれなどの不具合状況など確認しております。

↑ 床材の腐食の確認をしているところです。原因としては屋根からの雨漏りが原因で内部天井から雨漏りを起こし
床に雨漏りして床材の腐食に繋がったと思われます。
内部天井と同じく対処方法と同じ方法で修繕をお勧めいたします。

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
電話で問い合わせる