築41年 RC造 戸建て住宅
新年あけましておめでとうございます。2023年も当社では検査業務を対応して昇進して参りますのでよろしくお願いいたします。
さて今回の新年早々のブログ発信として去年の暮れに対応いたしましたインスペクション業務について説明したいと思います。
旧耐震建築物(昭和56年5月31日まで)の物件となります。また不動産売買における建物の瑕疵にあたる箇所の有無及び経年劣化によるものによるものなのか?住宅診断(ホームインスペクション)業務を
対応いたしました。今回の物件では・・・・
検 査 内 容
↑ 築年数から躯体の表層からの劣化は防ぎようがありません。現状がコンクリート仕上となっている場合、劣化を止めることはできませんが、劣化を遅らせることができるのが防水塗装です。
防水塗装でも、ウレタン防水、アスファルト防水、シート防水などがあります。業者に提案をしていただき現状の不具合やコストマネージメントを検討しメンテナンス工事を行っていくことを推奨いたします。
↑ 目視検査にて躯体にひび割れがあるのを確認いたしました。ホームインスペクションでは表層ひび割れについては経年劣化に該当し目視にて明らかにひび割れが酷い場合、クラックスケールを用いて検査基準の
0.5mm以上のひび割れなのか確認を行います。表層のひび割れがあるからといって必ずしも瑕疵にあたるものではない場合もあります。
↑ 目視検査にて外壁にひび割れがあるのを確認いたしました。図面等にて外壁がコンクリートブロックの場合、表層モルタル仕上げの経年劣化によるひび割れもあります。今回は登記簿や図面等でブロック壁として
確認いたしました。またブロック壁のひび割れの特徴があみだくじみたいなひび割れが目視でもわかるので、判定しやすい外壁の劣化状況検査になります。
↑ 目視にて各開口部廻りのコーキングのひび割れや破損が多く見受けられました。外壁からの雨漏りの原因として一番多いのが開口部廻りからの雨水の侵入が事故として多く報告されております。連鎖で内装材の
剥がれや下地材の腐食にも繋がりますので、補修・修繕を行っておくことが必要です。
↑ 屋根スラブに剥離の補修跡や剥離の再発の確認をいたしました。最初あたりの屋根の仕上げ状況の説明でも行いましたが築年数が古ければ古いほど躯体に雨水や塩害による鉄筋の腐食にも影響でやすい建物になり
ます。必ずメンテナンスを行い修繕・補修することをお薦めいたします。また不動産売買による主要構造部の屋根に該当し瑕疵にあたりますので、売買にて説明が必要な項目になります。
↑ 目視検査にてアルミ手摺支柱下部の躯体の剥がれを確認いたしました。躯体の剥がれ箇所から雨水の侵入により躯体への劣化を促進させてしまう恐れがあることや、アルミ手摺の荷重に耐えられることができなく
なり転落防止にも繋がりますので、修繕・補修しておく必要があります。
↑目視検査にて建物に付属するものも対象にチェックしております。例えば木製ヌレエンなど人が乗っても大丈夫なものなのか?白蟻や腐食などで倒壊する恐れがある場合は、撤去する必要もあります。
今回は支持柱の腐食やぐらつき、ヌレエンの破損の確認もいたしました。
↑ 目視検査にて建物付属である外壁タイル、床タイルの打診検査を行いました。床タイルの浮きを確認いたしました。そのまま放置状態にしておくと床タイル膨張し一気に剥がれていきます。
こちらもメンテナンスを行っていきましょう。
↑ 内装材の剥がれを確認いたしました。それも外部に面する内装材になり窓廻りコーキング劣化、屋上スラブの剥離などが影響しているものも一部原因とされておりますので修繕・補修を行う必要があります。
↑ 天井点検口から換気扇の動作確認やダクトの外れがないか確認を行っております。当社では電気・水道の動作確認も検査項目に入っておりますので、気になった方はご相談や問い合わせお待ちしております。
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