築32年 2階建て RC造戸建て住宅
中古住宅の売買における業務として不動産業者より検査依頼を受けて対応いたしましたので、今回も簡易的ではありますが、状況報告したいと思います。
最近では、沖縄でも住宅診断(ホームインスペクション)業務の問い合わせが多くなってきており、その中でもよく依頼する側でのポイントの紹介もしたいと思います。
まず、検査依頼する場合、建築士の資格だけでは診断業務を受けることができません。
ポイント1 既存住宅状況調査技術者の講習を受けた建築士でなければなりません。
ポイント2 第三者の目線で業務を行いますので、不動産業者(協力業者)の部署内でのチェックは、報告書があいまいな回答になってしまう恐れがありますので、依頼者側には確認をすること
ポイント3 住宅診断(新築・中古)また業務経験の確認(構造種別 RC造、S造、木造)など限定される診断を行っているか?
確認を行った上で、業務依頼することをお勧めいたします。
検 査 内 容
↑ 給排水設備の状況確認を行っております。水漏れがありましたので、配管の交換若しくは、水漏れの補修をお勧めしております。
↑ キッチンの排水管からの水漏れがありました。排水管の廻りの劣化もありますので修繕が必要になってきます。築年数が経ったキッチンなどは取替えも検討したほうがよろしいでしょう。
↑ 浴室の水栓器具からも水漏れがありました。建物購入時に水栓器具の交換も含め修繕計画を立てて検討したほうがよろしいでしょう。
↑ 雨漏りによる壁ビニルクロスの剥がれを確認いたしました。原因として考えられるのが、上部開口部廻りにあるコーキング等の劣化が原因で雨水の侵入が考えられます。
外部も外壁塗装塗り替え時に窓廻りのコーキング補修も兼ねて修繕計画することをお勧めします。
↑ 天井も剥がれを確認いたしました。屋根スラブからの雨漏りか、外部の通気口からの吹き込みが原因で天井材が剥がれております。原因追及できる方法としてはできれば天井点検口を設けることを
お勧めいたします。
※ 住宅診断を現場で確認後、報告書を作成の上提出させて頂きました。
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