築25年以上の中古住宅・マンションを大改造するポイント
旧耐震基準建物(昭和56年6月以前)
旧耐震構造(昭和56年6月以前)の建物については、構造計算の考え方が
現在の建築基準法に比べ構造計算考え方が違うので、
リフォーム・リノベーションする上で増築や壁を壊すといった計画がある場合は
図面一式あると構造検討する上でキーポイントとなりますので、ご検討される際には
ご用意頂けると対応が早くなります。
旧耐震の場合、躯体部分の補修費用も別途費用がかかります。
住宅新聞、雑誌などで坪当たり何万円よりとか金額が記載されておりますが
リフォームやリノベーションといった場合改修費用の概算単価は内部改修費用坪計算
で計算していきますので、外壁塗装や外部新設階段・サッシ改修・躯体補修費は
別途料金扱いで費用を見込んでリフォーム計画をオススメいたします。
よく問い合わせで内部改修予算をみて1000万円の内部工事を検討していたのですが
外壁塗装。防水工事、ヒビ割れなどの修繕を含みますと予算オーバーで
内部リフォームに費用かけられない状態になる場合がよくありますので
ご注意ください。
新耐震基準建物(昭和56年6月以降)
新耐震基準については中古住宅・マンションの構造の考え方は建築基準法が改正され
旧耐震基準に比べればまだ、検証するにあたり不適合になる物件はあまり無いと思われます。
但し、増築や吹き抜け部分を潰して2階の一部分にする場合、
10㎡(6畳)以下を増築するのであれば構造検証はいたしますが、
行政に申請を提出しなくてもよいです。
10㎡を超えた場合の増築工事は、役所との調整が時間かかるため半年から1年時間
かかります。理由としては、既存住宅に新しい構造体とのクリアランス(隙間)を設けて
お互いの構造物同士影響でないように設計を行い又、構造計算でクリアにする結果内容を
役所と協議しないと増築の許可ができないからです。
リフォームの現場調査にはおよそ30分から1時間程度の時間を目処に打ち合わせに参加しましょう。
お客様の家族構成・趣味・間取り・インテリアイメージなどお客様の要望を
ヒアリングを行い、既存の図面等のご準備もよろしくお願いいたします。
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