住宅診断(ホームインスペクション)in 沖縄市

築54年 RC造 平屋戸建て住宅

今回の中古物件は旧耐震建築物のホームインスペクション業務を行って参りました。当社では建物の調査を旧耐震、新耐震建築物関係なく対応しており木造、RC造、鉄骨造などの新築や中古戸建住宅のインスペクシ
ョン業務を行っております。個人や不動産、法人関係なく対応しておりますので、気になる物件等あれば問い合わせお待ちしております。
今回の建物も調査・引き渡し完了まで行いましたので簡潔ではありますが、検査内容について説明したいと思います。

診 断 内 容

↑ インスペクションでは、検査で目視範囲内で足場等なく昇降できる場所があれば検査対象部位に該当し調査をいたします。

↑ 外部躯体のひび割れや剥離、外壁塗装の劣化の有無を確認いたしました。今回の建物ではひび割れが多い物件でした。外壁塗装の塗り替えも行われておりますが、ひび割れも塗装塗って補修なしの状況確認を行い
ました。躯体の劣化補修工法の選定を怠ってしまうと躯体の劣化は見えないスピードで浸食していきますので要注意です。

↑ 庇裏の状況確認を行っているところです。上部のひび割れ、横、裏側までひび割れが進行しております。内部の鉄筋の腐食も影響受けている可能性もあります。

↑ 打診棒にて庇裏に躯体の剥離を確認、こちらも塗装のみを行い躯体の補修が施されていない状況がわかるかと思います。モルタルのみで補修したとしても内部鉄筋の防錆処理を怠ってしまうと劣化が再発し剥離へ
と繋がりますので、補修工法はどういう補修内容で対応するのか検討し対応していくことをお薦めいたします。

↑ 内部の調査も行います。基本、天井裏、壁、床、床下などの調査を行います。今回はリフォーム済み物件ということもあり内観上、綺麗でした。但し歩行すると床材のたわみの確認をいたしました。
元々、和室だった可能性が高く床下地の間隔が洋間と比べて相違があるためどうしても下地補強工事を怠ってしまうとたわみが発生してしまいます。今は家具などはありませんが家具などを配置すると不具合が発生
する恐れがあります。報告書内容についてはたわみ有りという結果になり。不具合有りという判定結果になりました。 

↑ 床下点検口が設けられておりましたので外壁側の躯体や木下地組などの状況確認を行いました。

↑ 天井点検口が設置されていた場合、目視範囲内にて確認することができます。ダクトと換気扇の繋ぎ込みの状況や雨漏り跡の確認、躯体のひび割れや剥離の状態などを行います。築年が古いとたまに白蟻による被害
跡の確認をいたします。当社では目視範囲内にて白蟻の被害跡の確認をした場合、依頼者側に白蟻業者にて再調査を依頼し白蟻調査報告書を別途でお願いしております。

 

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP
電話で問い合わせる